キッズコンピュータ・ピコ

キッズコンピュータ・ピコ(PICO)

セガが1993年に発売した知育玩具で、メガドライブアーキテクチャを流用*1した兄弟機。2005年までソフトが出続けた長寿ハードです。

自分に子供が生まれたら買おう!と思っていましたが、自分に子供が出来た2016年には市場から姿を消しており、自分もそんな思いをすっかり忘れていました。

そんな中、先日行われたセガ系同人誌の即売会「セガのゲームは世界いち16」で展示されていたピコを3歳の息子に触らせる機会があり、その思いが再燃。ちょうどピコの対象年齢が3歳からということもありソフト数本とセットの本体をヤフオクで落としてみました。

f:id:WAT:20200205210530j:plain

本体形状はこんな感じです。

ソフトは絵本形式になっていて、ページをめくると画面も変わる仕組み。タッチペンで絵本部分や手前のタッチパッド(青い部分)を触って、クイズやお絵かきといった知育系ゲームを遊べるというものです。

タッチパッド以外にも上下左右と決定ボタンが付いていて、タッチペンではなくボタンで操作する場面もあります。

ページのめくりをどう認識しているのか昔から不思議だったのですが、ページごとに右上の切り欠きが違っていて、本体に空いている穴を塞ぐことでどのページかを認識する仕組みのようです。

3歳の息子は最近タブレットスマホに興味津々でたまに触らせるのですが、それだと変なコンテンツを見ないか目を離すわけにもいかないし、画面を近くで見てしまうことでの視力の低下も心配。これなら画面からも離れるし、安心して遊ばせられます。タッチパネルの価格が安くなったことで、この手の知育玩具は軒並みタブレットになりましたが、テレビに繋げるピコのようなスタイルはある意味貴重かもしれません。

ちょっとソフト集めてみようかな、、、と画策中。

*1:メインCPUはメガドラ同様68000。音源がFM音源からADPCM音源に変更され、それに伴いFM音源制御用のZ80が外されていますが、基本的なハード構成はメガドラに近いものです。