次世代PSP「NGP」発表で思ったことをだらだらと、、。


まだコードネームとはいえ、PSPの名を捨ててきたのは驚いた。海外で普及できなかった悪いイメージを払拭させたいのか、PSP2という語呂の悪さを嫌ったのか、、、。
UMDを切り捨ててきたのは予想通りだが、フラッシュカードタイプの独自メディアを採用とは、、、。おそらくPSPgoが予定通り売れていれば「ソフトはダウンロード販売のみ」という路線だったんだろうけど、PSPgoの惨状から方向転換したのかも、、、。よほど価格のメリットが無い限り、ダウンロードではなく今回もメディアでの販売が中心になりそう。
スペックはとにかく豪華。アナログスティックも2つ装備し、背面のタッチセンサーをL2、R2代わりに使えるのであればPS3タイトルのダウンサイズ移植も可能だろう。これはサードパーティにとっては非常に美味しい話。NGP以上に、PS3のタイトルを今後拡大させていくのに非常に効果があると思う。安易なPS3からの移植が乱発されそうな気はするけど、、、。
価格は、、、、、どうなんでしょう、、、、。PS3では本体価格の高さによる普及の遅れで散々悪いイメージがついたので、同じ轍は踏まないと思うのだが、、、。
通信関連では既存のWi-Fiに加え、GPSとドコモの3G通信を内蔵してきたこと。それと近くにいるユーザーがなんのゲームを遊んでいるかなどが分かる「Near」という機能。個人的にはこの機能に大きな可能性を感じている。上手く機能すれば色々と面白いことが出来そうだけど、ドコモの3G通信の価格体系が発表されていないので正直なんとも言えない。もし本気でこのシステムを普及させたいと思うのなら、簡易的な通信に関しては無料にするくらいの思い切りが必要だと思う。
たとえばGPSで位置情報を取得し、今遊んでいるゲーム情報等のユーザー情報をサーバーに送信。そして周辺のユーザー情報を取得。ここまでの機能を3G回線で無料に出来ないか?というコト。データ量としては微々たるものだろうし。そして本格的にゲームのダウンロードや通信対戦をやりたいならドコモと月額○○円なり1日○○円で契約する。ドコモとしては無料でサービスを提供する代わりに一定の割合で有料会員を得る、という訳だ。イメージはXbox360のシルバーメンバーシップとゴールドメンバーシップ*1の関係に近いかな。有料会員が一定割合見込めるくらいに魅力的なサービスになれば、ドコモとしても十分旨みのある話だと思うのだが。
発表会を見る限りまだまだソフト開発も序盤のようだし、発売日もまったく未定。なんとも評価しがたいところだけど、これを3万切って出せるなら相当凄いと思う。ただ、世の中的に携帯ゲーム3万でライトユーザーに普及するのか、というのは疑問符。これは子供がメインターゲットなのに25,000円もする3DSにも言えることだが。

  

*1:シルバーメンバーシップは無料でユーザー検索やダウンロードなどが行える。ゴールドメンバーシップは有料だが通信対戦が可能になる。