au iPhone6で格安SIM「mineo(マイネオ)」に移行しました


auiPhone6を使ってきましたが、とにかく価格が高いのが不満でした。月額が高いのはもちろん、割賦の支払いが終わる25ヶ月以降もほとんど月額が変わらないところも、、、。
総務省による指導が入りましたが、現時点での結果は「実質0円端末の廃止」「誰が使うか分からないパケット1GB 5,000円プランの新設」という始末、、、。
もう大手キャリアはいいや、、格安SIMキャリア(以下、MVNO)に移ろう、、。というのがmineo(マイネオ)にMNPしたきっかけでした。同じような境遇の人も多いかと思い、自分が切り替えての感想などを書いてみたいと思います。
    
    
au端末をそのまま使える格安SIMは少ない
ドコモの端末をそのまま使えるMVNOはたくさんありますが、auの端末を使えるMVNOは「mineo」と「UQmobile」の2社しかありません。しかも今回使用するauiPhone6はUQmobileでは非対応(データ通信ができない)ということで、選択肢はmineoしかありません。
    
    
mineoってiPhone使えるの?
mineoという名前を聞いて「ああ、いきなりiPhoneが使えなくなって問題になった会社ね」という印象を持っている人も多いと思います。2014年にiOS8がリリースされた際に、iPhoneが対応不可になるというトラブルがありました。
残念ながら現在もiPhone5/5sについてはこのトラブルが完全に解決しておらず、実質使えないという状態です。ただしiPhone6/6sについてはテザリング以外の機能は使える状態になっています。iOSのバージョンアップについても随時対応しており、現状トラブルは起きていません。
※2016年12月7日追記 その後、iPhone5s/5cはmineoで使えるようになりました。詳しくはmineoホームページで確認してください。
    
    
auからmineoに変えるとどれくらい安くなるのか
auiPhoneを使っていた時の月額ですが、LTEフラットプランで6,934円です。auひかりに加入していた場合はスマートバリューが適用されるので-1,410円で5,524円。スマートバリューは2年以降は-934円と割引額が減りますが、まあ比較対象としては安い方の5,524円にしておきましょう。
   
    

mineoの料金形態はこんな感じです。データ通信と音声通話、SMSが使える「デュアルタイプ」で比較しましょう。auLTEフラットは7Gですが、mineoには7Gが無いので10Gを比較対象とすると月額3,130円。
  
au(スマートバリュー有) 5,524円  パケット7G
au(スマートバリュー無) 6,934円  パケット7G
mineo          3,130円  パケット10G
   
スマートバリューが無い場合と比べると半分以下、、、しかもパケットも+3Gです。
   
※金額は全て税別表記です
    
    
パケット容量を下げてもっとお得に
大手キャリアの基本コースはパケット7Gなので、5Gコースでは足りないかも、、、と思う人もいると思いますが、もしかしたらmineoではパケット容量を下げてもいいかもしれません。
mineoには「mineoスイッチ」という機能がアプリとウィジェットで提供されており、このmineoスイッチをONにしていると速度が200kbpsに落ちる代わりにパケットを消費しません。

200kbpsというと大手キャリアの速度制限時と同じ。webを見ている時はイライラする速度ではありますが、この速度でもメールやLINEは問題なく届きます。使ってない時はON、使う時はOFFというのを習慣付ければ、スマホを触ってない時のパケット消費を抑えられ低めのパケット容量でも運用できるかもしれません。ちなみにradikoamazon musicといった音声ストリーミングサービスは200kbpsでも問題なく使えており、自分はこれらを聴くときはONにして使っています。
またパケット容量は25日までに切り替えれば翌月から変更できますし、余った分も1か月間繰り越されるので、「今月10Gにしたけど結構余ったから、来月は3Gでいいや」といったフレキシブルな運用は可能かと思います。
    
     
回線品質は?
気になるのはここですよね。安かろう悪かろうでは意味がありません。2016年2月現在でいうと、平日の20時に測定して上り下り約4M。決して早くはありませんが、ネットを見る分には問題無い速度です。
体感速度でいうと、正直auよりは遅いです。auの時は表示に3秒かかっていたページが、5秒かかるというかそんな感覚です。ただ今の所「繋がらない!!」ということもなく、不満は特にありません。あ、でも昼休み時はちょっと遅いかな、、、。
ただ最近は月1〜2回の頻度で回線増強を行っており、いきなりサービスが悪化するということはなさそうです。
    
    
MNPは数分!使えない期間は無し
MNPの方法は以下の通り。
まず現行のキャリアに連絡して「MNP番号」と「有効期限」を入手します。
mineoのホームページで新規申し込みをする際に「MNP番号」と「有効期限」を入力します。
2〜3日でSIMが届きます。申し込み時に設定したIDとパスワードを使って、mineoのマイページにログイン。そこでSIMカードの番号を入力すれば手続きは完了。数分でmineoのSIMで今までの電話番号が使えるようになります。店頭で機種変更するより早いですね、、、。
MNPの手続きではありませんが、自分のようにau iPhone6を流用する場合の手順も書いておきます。
SIMカードを差し替えて、mineoのネットワーク設定をダウンロードします。終わり。数分で終わる作業です。
SIMカードを外すための専用ピンがちゃんとあるか、事前に確認しておきましょう。

これです。通常使わないので、iPhoneの箱に入っているのでは?
    
    
コミュニティサイト「マイネ王」の存在
他のキャリアと違う点として、mineoが運営するコミュニティサイト「マイネ王」があります。ここではユーザー同士の質問のやりとりや動作確認情報の報告、mineoからの情報公開、利用者アンケートが行われています。ユーザーとmineoスタッフの意見交換も活発で、良いサービスにしていこうというmineoの姿勢が伝わってきます。前述した「今後大幅にサービスが〜」というのも、ここでのmineoの対応が情報公開も含めしっかりしているからというのも大きいです。
   
最近のmineoネットワーク利用状況と今後の見通し(2016/2/15)
https://king.mineo.jp/magazines/special/279   
   

またマイネ王には「フリータンク」という機能があります。ユーザーが余ったパケットをタンクに寄付し、足りないユーザーがもらうという機能です(最大1G/月)。もらった分返さないといけないルールは無く、「もらうばっかりで貯める人がいないのでは?」と思うのですが、意外とそういう人は少ないらしく、タンクのパケット残量は増え続けているようです。

    
    
まだなかなか敷居の高い印象のあるMVNOですが、メリットデメリットを理解して使えばとても良い選択肢だと思います。もっと格安SIMキャリアのシェアが上がれば、大手3キャリアも今のような殿様商売は続けられず、ソフトバンクが参入してきた時のような価格、サービス競争が再燃するかもしれませんね。
    
mineo公式サイト
http://mineo.jp
     
mineo紹介キャンペーン
この↓リンク経由で入会するとamazonギフト券1,000円分がもらえます。
https://mineo.jp/syokai/?jrp=syokai&kyb=W8N6C1G2V3


2017年12月7日追記
↓半年使ってみて感じた、メリット・デメリットをまとめました
wat.hatenablog.jp