PSE問題で経産省がミス認め謝罪 「立法時、中古品想定せず」(ITMedia)

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0707/17/news088.html

「安全基準であるPSEマークが付いていない製品の販売を禁止する」ということで中古ゲーム機やアンティーク楽器ファンを中心に非難が集中した別名"反リサイクル法"の悪名高きPSE法。今になって経済産業省が不適切な法であったことを謝罪しました。
このPSE法、2001年に猶予期間5年を設けて施行されました。新品を売るお店やメーカーはその猶予期間内に対策を終えているので混乱はありませんでした。しかし中古業者に対してほとんど告知がされておらず、猶予期間切れとなる2006年になって「PSEマークが付いていない中古は販売できない」となって大問題になったわけです。
    
経済産業省のお言葉
「1999年に法律を制定した当時は中古品マーケットがそれほど大きくなかったため、中古品を念頭に置かずに立法してしまった。これが失敗の出発点。もっと早くから問題に気づいて調査していればよかったのだが、2001年の施行から2006年の猶予期間切れまでの5年の間に、経産省の担当者もどんどん変わり、引き継ぎもできないまま2006年に大きな問題として浮上した。1999年の立法当時の判断ミスと、昨年はじめの判断ミス、2重のミスだった」
そんなの理由になるか!と憤慨したくなるような話です。どうしてその時点で間違いを認めて対策をとらなかったのか。この法によって廃業に追い込まれた業者もいるのだ。
お役所仕事ここに極まれり。